シロギス釣りやサビキ釣りが楽しい季節。今時期の堤防・海釣り施設、砂浜でよく見られるのがその釣りで使う振り出しタイプのロッドです。
コンパクトカーや公共交通機関を使っての移動でも扱いやすいのが特徴で、エサ釣り時によく使います。GOOD RODシリーズでは GD-S80M-TLがそのタイプにあたり、仕舞い寸法が約71.5cmなので、荷物の出し入れ時にも重宝します。

前回好評だった釣具の片付け記事「 リールの洗い方 」の第二弾ということで、振り出しタイプのロッドの洗い方をご紹介します。

こちらではGOOD ROD GD-S80M-TLでの洗い方となりますので、一部は他ご使用のロッドとは異なる場合がありますので、ご注意ください。

事前に気をつけておきたいロッドのこと

  • 振り出し竿は固定されているガイドとフリーになっているガイドがありますので、洗う時は特に気をつけること。
  • 伸ばす時は穂先から。仕舞う(収納)する時は元竿側から。

1.下栓を取る

下栓は回して外せます。外し忘れたまま洗ってしまうと、ロッド内に水が溜まって劣化につながります。

2.真水で全体を流す

つなぎ目の間、ガイド部分、グリップ部分が特に汚れやすいです。

3.汚れがひどい時は中性洗剤と柔らかいスポンジを使って洗い落とす

固着している汚れはぬるま湯で浮かしながら洗い落としてください。

4.各部の汚れがつなぎ目などに溜まらないよう、伸ばしながら丁寧に洗い流す

仕舞っている状態で洗い流すだけでは汚れが落ちません。つなぎ目の汚れを洗い流せるよう、伸ばしながら洗いましょう。

5.全体を拭く

ロッドを傷つけないようにしながら拭きます。拭き取り作業時にガイド破損させることが多いので、十分気をつけましょう。

6.伸ばしたままにせず、収納した状態で陰干し

全体をちゃんと拭いたら、各節を元竿に収納させて陰干しします。このとき、下に新聞紙や使わなくなったタオルなどを敷いておくと中の水気が落ちてきた時も床が濡れないので安心です。

7.水分がちゃんと乾いたことを確認して下栓を取り付けて完了

中の水気がしっかりと乾いているかを確認します。水気が残っている状態で下栓をすると劣化破損につながります。また、洗った日から数日後に下栓を取り付けるので、下栓をなくしてしまうことも。無くさないように、気をつけてくださいね。

いかがだったでしょうか。
都度の釣行後にしっかり洗っていればつなぎ目の固着なども起きにくく、洗う時間も短く済みます。また、道具を大事に扱うことでより長く使用できます。

「ロッドの使い方は知っていたけれど…洗い方を初めて知った!」という方はいらっしゃるはず。ぜひ参考にしてみてください。


2022/7/14掲載