今回はグッドミールやエッグショットなどを使って釣りをすると、よく出会う「カサゴ」について特徴や料理時のちょっとしたコツなどを書いていこうと思います。

まず、このカサゴをはじめ、ハタ・メバルなどは海藻や岩の根(底の方)に潜んでいることが多いため、ひとくくりにして”根魚”と呼ばれています。(岩=ロックということで、岩場に居付く魚として”ロックフィッシュ”とも呼ばれます)とくにカサゴは全国に生息していて、比較的釣りやすい魚なので釣果を期待できるアイドル的存在です。

そんなカサゴの外見的特徴と言えば、≪赤褐色で不規則な柄をしていて、トゲトゲした魚≫というのが第一印象。その見た目はまさに岩そっくりで、20㎝くらいの水深にある岩陰に実はこっそり身を潜めていることもあるため、釣りをするときはしっかり足元まで探ってみてください。年中釣れる魚ではありますが、特に良いとされる時期は1・2月の寒い時期から5月くらいまで。しっかりと成長すれば30㎝以上になりますが、成長スピードが少し遅い種類の魚なので15㎝よりも小さい場合には海に帰してあげましょう。

根や陰にひっそりとしていながらも、餌に似せたワームを見つけると大きな口で丸のみにしてしまうほど好奇心旺盛で食いしん坊です。底にある岩場や海藻をグッドミールとグッドミール ヘッドの組合せで誘ってみたり、消波ブロックの隙間にサバの切り身などを付けたエッグショットを落としてみてください。

さて、カサゴには毒を持つ種類もいるので、注意が必要です。特に海釣り公園・堤防などで遭遇しそうな種類は下の2種類です。

左:ミノカサゴ
カサゴに比べると見た目が明らかに違うので、見わけも付きやすい種類です。

右:ハオコゼ
一見カサゴに似ていますが、カサゴに比べると額が張り出し気味で、背びれが1本ずつトゲとしてそれぞれ生えているように見えます。頭部分のトゲから5~9本目あたりに黒い斑点があることも見分ける部分の一つです。

釣れたときには直接手で触らず「GOOD Catch」などのフィッシュグリップで掴み、プライヤーで針を外しましょう。