春〜秋にかけてハゼやオイカワ、小アジなどをのべ竿で釣った人も多いのでは?
リールを使わずコンパクトな仕舞い寸となるのべ竿は手軽に釣りが出来ますよね!

しかし、仕舞う時にジャリジャリと音をたてた状態になっていませんか? 汽水域は海水が混ざり合うエリアですし、水気に砂埃など付着することでこのような音が聞こえてしまいます。これをそのままにしていると、劣化が進んで釣りをしている最中にのべ竿が破損してしまう可能性があります。

今回はのべ竿の洗い方をご紹介します。

※本ページでの”のべ竿”はGOOD ROD GD240、GD360とします。

まずは竿の構造を知ろう

振り出し式ののべ竿は継ぎで構成されていて、引き伸ばして使うことができます。
こちらの動画内でセット方法と仕舞い方が分かります!

リリアンがついている節から#1、#2、#3…と分られ、グリップがついた竿部分を元竿といいます。

仕舞う際は元竿のすぐ上の節から順に縮めていきます。
全て仕舞ったあとは先端にキャップで蓋をして、各節が出てくるのを防ぎます。

丸洗いする方法

1.竿先側のキャップを取り、続けて竿尻側の下栓を取ります。

2.元竿の下から順に各節を抜いていきます。

3.#2から#1を抜く際はリリアンの結びコブにより、抜けない場合があるので結びコブを解きます。

4.シャワーで外側全体を洗い流します。

※汚れが酷い場合は中性洗剤を付けたスポンジで落としてください。

5.外側を洗い流したら、筒の中の汚れなどを洗い流します。

6.しっかり流し落としたら、タオルで外側の水気を拭き取ります。

ロッドの内側はこんな感じで、水気を切っても水滴は取りきれません…

7.内側の水気をエアダスターで吹き飛ばします。

注意※小さめに切ったティッシュペーパーを軽く入れ、バラバラにした竿で押しながら拭く方法もあります。この場合は竿先の破損がないように注意してください。

8.全ての竿が乾いていることを確認したら、元の状態に戻します。

このとき太さを順に並べておくと組みやすいです。

9.まずはリリアンがついている#1を#2へ下から入れます。

順に#1が入った#2の節を#3へ下から入れていきます。

10.最後に元竿へ全て入れたら下栓・キャップを被せます。

以上がのべ竿の洗い方手順です。
季節が進んで、のべ竿の出番が少なくなってくると思います。

ぜひこの機会にしっかりお手入れをして、次の釣りが快適に出来るようにしましょう!